ファッションと
「ファッションは足し算ではなく引き算だ」
ココシャネルの言葉です。
この言葉に込められた意味はそのままで
「ファッションにおいて、削って削って作られたものは洗礼されている」といった感じだ(と思う)
偏見と言われるかもしれないが、一部のオタクはこれを一切理解していない。
もちろんオタクだけではないが、オタクはあればあるだけいいと考えている場合が多いと感じる。
例外はあるが、基本的に情報が多いと本当に伝えたいものは伝わらない。
ファッションで言えば、カラフルな服は他の情報を殺し、また他の色の主張が喧嘩し合い、散らかっていく。
いわゆるファッションでうるさいと言われるのはこの状態のこと。
あちらこちらに方向性があり、ごちゃごちゃしていて、統一性がない。
ボードゲームで例えれば
ひとによっちゃそのくらいめちゃくちゃに見える。
意外とできそう...?笑
ズレそうなのですぐに本題に戻る。
オタクの服装で例えて言えば、
チェックシャツというのは大抵カラフルなものだ。
これを土台(それらを抑えるアイテム)もなく着ていたら、それだけでダサく見られてしまう。
さらに、サイズ感があっていなかったり、裾がよれていたりするとどんどん減点されていく。
彼らは清潔感にも通じることだけど、髪の毛だったり肌だったり匂いだったりのマイナスポイントが「ダサい」と思われることに繋がっていく。
チェックシャツの中にも色が抑えられたものがある。
ギンガムチェックのシャツとか。
大前提に髪の毛や匂いやシャツのしわなどはケアしたものとして、色の抑えられたチェックシャツならおしゃれに見せることが可能だ。
その代わり、数々の工夫が必要になる。
チェックシャツがどうしても使いたいという人以外は避けるべきだろう。
こうやってなるべく情報を減らし、先の尖ったメッセージを明確にしていくことで、洗礼されたファッションにつながる(わかりにくいけど、モード系というものもこれを基にしてる)。
ファッションに限らず伝えたいことがまとまっていないとうまく伝わらない場面は多い。
そりゃそうなんだ、どれを受け取ればいいかわからなくなるから。
みなさんも伝えたいことや伝えたいメッセージがある時はその軸からブレないようにしましょうね。
小説にしろ音楽にしろファッションにしろ
もちろんこのブログにしろ。
...人のこと言えませんけどね。
最後に
ファッションの話に戻りますが、
散らかっているからといって必ずしもダサいとは限りません。
同じトーンのカラフルな服装で統一されていることもあったり、逆にうるさい服装がオシャレだって思える時代も来るかもしれません。
結局のところ、ファッションとは感性なのです。
誰かの好きか嫌いかでできているものなのです。
僕が推奨する服装も批判する服装も、結局は誰かの好みであり、批判の対象でもあるのです。
それらに自分なりのメッセージがあれば、それでいいと思います。
由良