おとしもの

頭の中のものをぜんぶ形に出来たらいいなぁ

若者の順応性の高さ

えぇ、どうも。

 

会社で好きな上司の奥さんが出産ということで、どんなお祝いを贈ろうか考えてます、由良です。
最近の人たちは失敗するリスクを避けて無難なものかギフト券、食事券ばかり贈るそうです。
多分何を贈ってもそこそこに喜んでくれるような人だと思うので、何にしてもいいと思うんですが、本当に欲しいものを贈りたいってことで、amazonギフト券という無難オブ無難なものを贈ろうと思ってます。

 

 

はいと言うわけで

少し前の出来事なのですが、僕の契約更新の話をしてるときに、中間管理職のおじさんが言っていた話をします。

説教ではないのですが、「社会的に上り詰めるためには自分だけの武器が必要だ」ということを言われました。

僕にはどんな武器があるんだろうと考えながらおじさんたちの話を聞いていた時のことで少しだけ面白い話があったので書き留めていきます。

 

 

自分だけの武器とは

 一応言っておきますが、ここでいう武器はスキルのことですからね。

誰にも負けない何かがある人と言うのは、それだけで強みになる。

社会に対する唯一性があり、特定の状況で必要とされやすい。

例えば、英会話ができるとか、体力があるとか、瞬発力があるとか。

履歴書に書く内容とほとんど一緒ですね。

それらのことが、自分の生活するコミュニティ内で頭一つ出ていると力を発揮するチャンスが多くなる。

もちろん、直接仕事と関係のないことでも十分に活かせることはある。

人を笑わせるセンスやすぐに打ち解ける力など、コミュニケーション能力で買われる人も少なくはない。

僕なんて上司によく「バカのふりして○○してよ」と言う無茶振りをされたりする。

もちろん場を和ませるための言葉だし、僕はいじられキャラとしての立ち位置を獲得しつつ、実際かなりバカとして常にニコニコしている。

面白ければ僕はすべてのことが受け入れられるので、とても楽しい職場です。

話が逸れてしまいましたね。

これを見る限りだと、僕だけの武器ってまだ何もないような気がしますよね。

実際ないと思います。

面白ければNGはないので、ほぼ無限にいじれることくらいですかね。

最初に戻りますが、改めて僕の武器は何だろうと考えながら、おじさんたちの話を聞いていました。

どうやら近年の若者にはある共通点があるらしいです。

 

近年の若者は順応性が高い

おじさんたち曰く、新卒で入る若者のほとんどが、大抵のことはそつなくこなしてくれるらしい。

時々ミスはするものの、どうしようもなく使えない奴はそんなにいないらしい。

おじさんたちはたくさん転職してきて、数多くの新卒社員を見てきたみたいで、多くの新卒を見てきた。

その中でも優秀な若者は数多くいたらしい。

仕事ができると一言で言えて、気がきく。

社内でうまく立ち回っていて上下関係もうまくこなしている。

大きなトラブルを起こすことなく、ルーティンワークを片付けていく。

やっぱり初めからできる人はいるんだなぁって思った。

しかしおじさんは「だけどね」と続ける。

「順応性は高いんだけど、その先がないんだよ。そんなのいずれ誰でもできるようになるのにね。」

 

若者のほとんどは代わりがいる

 会社に長く勤めていれば、年功序列という悪習のお陰で、仕事がそんなにできなくても立場は良くなっていく場合がある。

使えないおじさんが社会にはたくさんいるのはこのせいだ。

しかし最近はそうもいかず、会社に長く勤める人はごくわずかになった。

退職したり、転職したり、退職させられたり。

特に最近の若い人の離職率はとにかく高い。

世間の働くことに対する意識が少しずつ変わっていて、かなり強気に辞めてく人もいれば、持ち前の順応する力を活かして転職する人もいる。

自分の納得の行かない会社はすぐに離れ、我慢はしなくてもいい世の中になった。

それでも我慢する人はたくさんいるんだけど。

おかげで会社は大混乱。

入社してから3年以内に辞めていく人が多いせいで、辞めた人の教育に割いていた人件費や経費の元が取れない。

基本的に会社としてはマイナス。

それでも将来のことを考えると穴を埋めないわけにはいかず、すぐに人事部が動き出す。

そして採用した新卒はまたしても順応性の高い人。

こりゃラッキーだと思っていたのもつかの間。

あっという間に辞めていってしまう。

そうして新卒がロケット鉛筆のように入っては辞めてを繰り返す。

しかし、不思議と会社はなんとか回る。

教育に疲れる人が出てきたり、人件費の無駄になる可能性はあるが、その周期も1〜3年ほどなので、何だかんだうまく回る。

それに、どうしようもなく使えない人はほとんどいないわけですから。

つまり、会社は若者を取っ替え引っ替えする余裕を持ってる場合がある。

ホワイト企業であればあるほどそれは容易になる。

もちろん長い目で見てあまりいいことではないが、ソシャゲのように会社も新卒ガチャのリセマラを楽しんでる可能性すらあると僕は思った。

本命の当たりが出るまで回す。

 

近年の若者の傾向

ちょっと教育的な話をすると、昔に比べて教育は優しくなった。

そして、若い世代に選択肢をたくさん与えるために、様々なことを学ばせる。

昔に比べてかなり自由度の高い教育。

その教育が生み出す若者は、広く浅くいろいろなものに手を出せるが、結局何がしたいのか、何ができるのかわからなくなる。

高校を出た後の進路の話で出てくるのが「とりあえず大学」というワード。

四大さえ出ておけば将来困らないと言う考え。

実際それは一理ある。

大学卒はわかりやすいレッテルであり、ブランドだ。

どこに行くにしても便利な武器になる。

しかし、みんながみんな「とりあえず大学」に行ってしまうと、秀でた人はいなくなり、道が決まらずに就活する人が多数現れる。

そしてとりあえず就職した時もやりたいことではないため、すぐに辞めてしまう。

さらに、そつなくこなせてしまうため、慣れてくるとだんだんやりがいを感じなくなる。

おじさんたちは若者たちに対して向上心が感じられないと言っていたが、確かに向上心のある人にあまり出会わない。

現状維持をし続けて、「働く」と言うよりは「やり過ごす」と言った感じだ。

僕も日々をやり過ごしている気がする。

 

 

順応するということ

つまり波風立てずになんとか生きていくということ。

「迷惑をかけてはいけない」と言われて育ってきた僕たちの世代は、誰にも触らず関わらずで、1人でなんとかしようとしがち。

いいこともあるんだけど、多分悪いことの方が多い気がする。

だったらむしろ多少迷惑をかけてでも、のぼりつめようと学ぶべきだと思う。

もちろん思うだけで僕は出来てないんだけど...。

だってどうしようもないじゃん。

怒られるの怖いし。

失敗は怖い。

いや、失敗が怖いというより、失敗したことを周りに知られるのが怖い。

だから全て1人で完結して、1人で失敗して、こっそり失敗を取り戻す。

全て自己責任で他人になるべく迷惑をかけずに生き続ける。

僕は多分そうやって大人になっていってしまうと思う。

気がつかないうちに迷惑をかけてる誰かに気がつくこともなく。

 

 

 

 

 

由良 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

andropの中でもトップレベルに好きな曲です。

やさしい歌声なので、好きな人は多いと思います。