おとしもの

頭の中のものをぜんぶ形に出来たらいいなぁ

Foot in the door.

えぇ、どうも。

 

そして、メリークリスマス。

街はキラキラと輝いていて、見ていて癒されるような気がするけれど、1人で見ていても虚しいだけだなぁと思いながらスマートフォンを向ける。

なんの思い出にもならない1枚がライブラリーに残る。

余計に虚しくなってきたので、男だけでイルミネーション見に行ったところ、ひたすらテンションが下がりました。

死期は近いのかもしれない。

 

 

それでですね。

今日はね、僕の持っている知識をみんなにお披露目しようと思いまして、

タイトルにもある通り、Foot in the door.という心理テクニックについてお話ししようと思います。

 

マーケティングでよく使われているテクニックです。

直訳すると、「玄関に足を踏み入れる」って感じの意味になります。

これが一体何を言っているのかというと、

「セールスマンが玄関に足を踏み入れた時点で契約を取れたも同然」ということから来ている言葉です。

もっと詳しく言うと、大きな目的を達成するために小さな目的を先に用意し、それを受け入れた場合、次の目的を達成する確率が格段に上がるのです(心理的に)。

徐々に要求を高くしていき、最後にある目標までを断りづらくする。

 

...みなさんはこんな経験がありませんか?

 

お洋服屋さんに何となく暇を潰しに見に行って、なんとなく今欲しいセーターを物色しているとします。すると店員さんに「セーターとかお探しですか?」と聞かれます。

そして実際にセーターを物色している手前、嘘がつけず「はい」と答えます。

店員さんは「それでしたらこちらの商品はいかがでしょうか」と話を広げていきます。

そうやっていろいろとオススメされたあと、店員さんは「試着してみますか?」と聞きます。

(まあ、試着くらいなら...)と思ったあなたは着てみることにします。

そしてそれを着替え終わるかどうかのタイミングで店員さんは声をかけて来ます。

着替え終わってカーテンを開けたあなたに「とてもお似合いですね!」と店員さんは褒めます。

そうやってどんどん断る理由を潰していき、あなたはよく分からないままその服を買ってしまいます。

暇を潰しに来ただけなのに、思わぬ出費をしてしまい、困った。

 

どうですか?ありませんか?

恥ずかしくないですよ、誰にでもあり得ることですから。

この場合ですが、声をかけられて、応じた時点で店員さんは服を買わせるところまで見えているわけです。

これがFoot in the door.です。

 

もう少し簡単な例を挙げてみましょう。

道行く人にご飯いきませんかと声をかけていきなり応じる人は少ないと思いますが、

道を聞き、分からないからついて来てくれと言いったあとなら、確率は格段に上がるような気がしませんか?

これは、人は一度要求を飲むと次も応じてしまうという特性を利用しているからなんです。

 

 

なぜ僕がこんなことを話しているかと言うと、

実はですね、このテクニック

恋愛にも使えるんですよ。

Foot in the door.の大事なところは「小さな要求から少しずつ叶えていけば、最後に待ち構える大きな要求を飲む可能性が格段に上がる」と言うところだ。

例えば、好きな人とデートに行くと言う目標をいきなり遂げようとすると、なかなかハードルが高い。

そこで、まずは小さな目標をつくる。

最初からどの程度の仲なのかによるけど、ペンを貸してとかお菓子一口ちょうだいとかそう言うレベルからでいい。

そこから一つずつ段階をあげて、連絡先を聞き出すことに成功したとする。

ここまで来て焦ってはいけない。

Foot in the door.は一度頭がリセットされてしまうとあまり効果がない。

なのでもう1度ゼロから小さな要求をジャブで入れていく。

そうすれば、最終的な目標のデートは格段に確率が上がる。

もちろん、心理テクニックだけではどうしようもないことはあるのですが、それを利用しないよりかははるかに成功するでしょう。

これがFoot in the door.です。

 

ちなみに、人をデートとか遊びに誘う時にオススメなのがダブルバインドという心理効果です。

これは今度の記事にしようかなと思うので、その時の更新を待ってくれればと思います。

 

記事にしました!→ ダブルバインド - おとしもの

 

 

 

 

おまけに、

Foot in the door.ににてるもので、

Door in the face.と言うのがあります。

これは前者とは全くの逆で、要求を達成するために、より大きな要求を用意し、それが断られてから本当の要求を飲ませる。

そんなに仲良くない人に、「家に遊びに行っていい?」って聞かれて、断ったら「じゃあご飯行こう」と言われたとします。

あなたは「まあ、それくらいならいいか」という気持ちになりやすくなるのです。

もちろんそれでも断ることができる人はたくさんいますけどね。

あくまで参考程度です。

 

 

 

以上になります。

心理テクニックと言うのは、意外と身近に使われていて、それを応用することであっと驚く効果が得られたりするものなのです。

クリスマス前に教えてくれよと思った方はすみません。

また来年がありますよ。

ぜひ活用して、好きな人と幸せな生活を掴んでください。

 

それでは。

 

 

由良

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスなのでクリスマスっぽいものを。

僕の世代だったらほとんどの人が知ってるのですが、これもう13年前なんだね...。

クリスマスソングの中ではかなり好きな曲です。

ダウンタウンの浜田さんの歌もなかなかいいですよ。