タイムスリップ
ええ、どうも。
ちょっと関係ない話をさせてください。
前回の記事に読み物をあげました。
時間がある方は是非読んでみてほしいです。
すでに読んでくれた方、長い内容を読みきってくれてありがとう。
さて本題です。
ここ最近は仕事以外は1人で過ごすことが増えて家に家族はいるんだけどほとんど話すこともないような生活です。
たまに親や兄弟にちょっかい出してはケラケラと笑ってるくらい。
仕事もいろいろ(面白いことが)あってランチは1人が増えてきました。
でもたまに一緒に行く上司が好きです。
そんなこんなで結構孤独な日々を送ってます。
休みの日もあんまり人と会って話さなくなったかもしれない。
自分からあんまり誘わないって言うのが原因だと思うんだけど。
そんな日々を送っていると、「あーこのまま僕は細々と生きて行くんだろうなぁ」って考えるようになって。
大きな楽しみもなければ、大きな苦しみも無くって、人並みに壁にぶつかって乗り越えて普通の人間になって行くんだろうなぁって。
そう考えてからふと気がついたのが、
親ってどのくらい寂しい生活をしているんだろう。
僕の家の夫婦仲はそこまでいい訳じゃなく、わりと干からびた関係で、お互い無干渉。
時々政治的な話をするくらい。
僕はあまり母親の交友関係は知らないんだけど、ガーデニングや料理が好きでそこそこに趣味があってインスタグラマーなフィフティーオーバーでそこそこにいい生活をしていると思う。
でも父親って仕事行ってる時以外はほとんど家でぼーっとテレビを見てるか寝てるか新聞を読んでいるだけ。
これと言った趣味がなくて、このままじゃ年相応にボケるんじゃないかって思ってきた。
そう思うと急に悲しくなってきて、しかも周りも親がなくなったり、アルツハイマーになったりって話が出てきてて、怖くなってきた。
もしも自分の親が死んだら、ボケて自分のことを忘れられたら。
結構クるものがあった。
父親は特にそれが現実的な歳になってきた。
最近の口癖は「いつ死ぬか分かんないからはよ自立しろや」っていう感じなんだけど、冗談じゃなくなってきてるのかもしれない。
それでなのかはわからないんだけど、僕は最近よく両親と話すようになっている。
家にいる時間が結構増えたのもあるんだけど、そういった焦りみたいなのも少しはあると思う。
せっかく家にいるのに、お互い別々の部屋にいて、別々のことをしているなんて寂しいなって。
だから親となんの話をすりゃいいんだろうなぁって考えた。
最初は割と仕事の話ばっかりしていた。
今の仕事はどうだとか、長くやっていけそうかとか。
正直あんまり仕事の話はしたくなくって、逃げてた。
それでも父親は同じような質問を何度もしてくるから、やっぱり親って寂しいのかなぁって思うようになった。
きっと子供を育てて、そいつが自立しちゃったら、なにすればいいかわからなくなるもんなんだと思う。
子供なりにそう考えた。
そこで僕は映画を見ることにした。
うちにはテレビが1台しかないから、テレビを見てる父親は嫌でも映画を一緒に見させられる。
僕も仕事に繋がることだから、いくらでも見たい。
そこで新しい話が生まれて、次はあれが見たいとかこの映画は嫌だとかそんな話が出来れば、少しは楽しいかなって。
毎日とまでは行かないまでも、ほとんど毎日仕事終わりに見てやろうと思う。
古い映画を見て、父親はタイムスリップしたようなきもちになるかもしれないし、新しいものを取り入れて、おじさんなりの批判も甘んじて聞き入れようと思う。
それが聞けるのも生きているうちだけだと思うから。
皆さんのご両親は元気ですか。
僕は運良く両親とも元気です。
ですが両親の両親は割と早くに亡くなっているし、周りの人たちも親が何かしらの理由でいなかったりするかもしれません。
そういう人たちもそうでない人も、今いる両親を大事にしてあげてほしいっていう気持ちが少しでも伝わればいいと思います。
どれだけ嫌いでも、どれだけ遠くにいる家族でも、時々顔を見せてやると、びっくりするほど喜んでくれるかもしれません。
今も一緒に住んでいる方。
いつまでも親がいるのが当たり前だと思わないでください。
僕も自立して、両親の元を去ったら、どんどん縁遠くなってしまうと思っていますが、時々顔を見せて、ちょっかい出してやろうと思ってます。
今一度思い出して見てください。
いなくなってからでは遅いです。
それこそ、タイムスリップなんて出来ませんから。
由良