おとしもの

頭の中のものをぜんぶ形に出来たらいいなぁ

固定概念

ええ、どうも。

 

週末は台風で大変でしたね。

しかもそんな中選挙もあって。

僕はと言うと、慌ただしく感じる日常にも負けず、まったりと休日を過ごしていました。

休日最高。

 

さてさて。

突然ですが皆さんは僕をどんな人間だと思っていますでしょうか。

男ですか?女ですか?差はどれくらい?いくつくらい?何をして暮らしてる?

きっと皆さんはどうにか想像力を働かせて僕の全体の見た目のイメージを作っているかもしれません。

ここで本当のことを言いますと、

私は40歳くらいのおばさんなんです。

旦那もいて、子供は今年中学生になりました。

信じられないかもしれませんが、皆さんを騙すつもりはこれっぽっちもありませんでした。

一人称が僕になってこの喋りだけで、きっと若い男性なんだろうと思ってくださったのかもしれませんが、残念ながらそうではないのです。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん嘘。

たぶんみなさんの想像通りの人だと思います。

その辺に生えてる雑草くらいの頻度で似たような人間が存在する、量産型男子の社会人です。

まあ流石に騙されないでしょうと思っていたけど、もう少しわかりにくい嘘だったら騙せるでしょう。

たとえば、国籍は日本じゃなくて、フランス人の血が混ざっているハーフです、とか。

顔も知らない人の見た目の情報なんて、想像でしかない。

顔や体の一部の写真を見て、すごく顔立ちの整った人を想像していたら騙された、と言う経験はありませんか。

僕はあります。

きっと綺麗な人なんだろう、とか。

イケメンなんだろう、とか。

僕の乏しい想像力がいい感じに補正をかけてくれます。

いわゆる固定概念です。

人はこうであって然るべきだと思ってしまうと、それ以外の思考がなかなかしづらくなってしまうもの。

たとえば地球が丸いと言うのも、実際に見たわけではないが、そうであると思わされている。

本当は違っていても、確かめようがない。

 

この固定概念にまつわる話で、すごく興味深い話がある。

寝るたびに人は生まれ変わる、と言う説だ。

睡眠と言うのはものすごく奥が深いものらしくて、寝ている状態は死んでいるに等しいと考える人がいる。

赤ちゃんは寝るのが怖いと言う話を聞いたことがある。

意識がなくなるのを本能的に死ぬ事だと思って夜泣きしてしまう。

とかそんな感じだったかな。

まあ確かに意識的にはほぼ死んでるようなもんだけど、ちゃんと生きてるからね。

え?生きてるって何って?わからないけど。

そんな当たり前のことがいとも簡単に覆る。

あと他に驚かされたのは

1+1=2って言う式がありますよね。

当然正しい式です。

そしてこれはトーマス・エジソンくん(6歳)が先生に言ったこと。

「1つの粘土と1つの粘土を足しても1つにしかならないよ」

その時確か僕は中学生くらいだったんだけど、エジソンにいろいろ覆された。

1+1=2が当たり前だったのに、1+1=1になってしまった。

まあ当然、エジソンの言ってる事にも答えっていうか論破的なことができると思うんだけど。

問題はそこじゃなくて、そう言う固定概念にとらわれない柔軟な考え方に驚かされた。

固定概念はいつでも思考を硬くしてしまう。

特に年を取るにつれて、長年生きた経験値からか、自分の価値観を絶対的だと思いやすくなる。

世間では老害的な扱いをされてるね。

僕の会社にもいるよそういう人。

 

そんなこんなで僕は固定概念が嫌いです。

一度思い込んだら覆せない。

当たり前を当たり前だと思ってしまう。

眠るたびに生まれ変わるじゃないけど、

僕の中身が誰かと変わっていても、きっとみんな見た目が僕だったら少し変だと思う程度で、気がつかないと思う。

SNSなんかもっと気がつかない。

アカウント名が僕だったらそれを他でもなく僕だって思ってしまうだろう。

他の人も、きっと誰かが誰かと変わっていても、気がつかないと思います。

 

 

 

いつか社会通念みたいなものが出来上がっていって、正しい人が正しいことをするようになった時、

他の人たちはそれを正しいことだと受け入れて考え方が固められてしまい、従う。

誰も本質を見なくなっていく。

そんな未来を想像してます。

 

 

由良